私の名前はアメリー・フミカ・デュボア。日本の北海道で生まれました。

　日本人の母とフランス人の父を持ち、二重文化の中で育ちました。東京の美術大学の空間演出デザイン学科で美術を学んだとき憧れで行った東京ですが、何か違うと思い。ちょうど良い、二重文化と言えども幼少のバカンスに訪れただけ、フランスのことは知らないのに等しいので、芸術の勉強を続けるためにフランスに渡りました。現在はフランスに住み、仕事をしています。

　ダンスを習い始めたのは40歳のとき。しばらく消えていたものが炎に変わり始めました。

　それまではスポーツをすることもなく、パソコンの前に閉じこもるだけの生活だった。そんな時、整体師から「このままでは身体的な合併症を起こし、身体が木のように硬くなるよ。」と言われ、ヨガを始めました。

　「食べるために動く」をマントラに、独学でフィットネスとヨガを始めたのはCOVIDの頃だが、ダンスに備えるためでもあり、4つの壁の間で動けないバランスを保つためでもありました。この時期から少しずつ私は自分の身体との関係に深く興味を持つようになりました。

　2022年、環境の変化は私にとって新しい人生の始まりであり、長年疑問に思っていた自己表現の別の方法を模索することだった。ダンスはごく自然にそのゲームに入ってきた。

　子供の頃からダンスもインテリアも洋服も大好きだった。インテリアデザイナーの勉強をしていたときに知り合ったデザイナーに、小さい頃は宇宙飛行士になるのが夢だったんだ、と話していたら、「君は空間に関係するものすべてが好きなんだね」という答えが返ってきた。 それは私にとって啓示のようなもので、私がすでに抱いていた遠近法や空間についての疑問と呼応するものだった。